市販薬の合剤類型化の立案A

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抽出および合剤ネーミングルールA
■抽出
 薬物乱用頭痛症例研究に用いる複合薬物の類型化案として[2019年9月12時点])
  選択基準= 解熱鎮痛成分とカフェイン、催眠鎮静薬による3成分以上を配合した日本の市販薬
  除外基準= エフェドリン、コデインのいずれかを含む製品(エフェドリン、コデインは別途検討予定)
■合剤ネーミング
  ・文献や製品上ですでに利用されている略語は変更しない(AAC/ACE)
  ・成分ごとにアルファベット1文字を割当→アルファベット順に並べる→大文字・小文字の順に配置→最後に"処方"
 ◇アルファベット
  ・解熱鎮痛成分→ アセトアミノフェン=A / アスピリン=A / イブプロフェン=I / イソプロピルアンチピリン=P
           エテンザミド=E / サリチルアミド=S / ロキソプロフェン=L
  ・カフェイン → 無水カフェイン=C / カフェイン水和物=C
  ・鎮静成分  → アリルイソプロピルアセチル尿素 = a / ブロモバレリル尿素=b / プロメタジン=p


【解熱鎮痛成分2 + カフェイン】

  AAC処方   :アスピリン + アセトアミノフェン + カフェイン

  ACE処方   :アセトアミノフェン + エテンザミド + カフェイン

   +胃薬   :アセトアミノフェン + エテンザミド + カフェイン + 制酸薬

   +胃薬+生薬 :アセトアミノフェン + エテンザミド + カフェイン + 制酸薬 + シャクヤク

  ACI処方   :アセトアミノフェン + イブプロフェン + カフェイン

   +胃薬   :アセトアミノフェン + イブプロフェン + カフェイン + 制酸薬

  CEP処方   :エテンザミド + イソプロピルアンチピリン + カフェイン

  CIP処方   :イブプロフェン + イソプロピルアンチピリン + カフェイン


【解熱鎮痛成分1 + カフェイン + 催眠鎮静薬】

  ACa処方   :アセトアミノフェン + カフェイン + アリルイソプロピルアセチル尿素

  ACb処方   :アスピリン + カフェイン + ブロモバレリル尿素

  CIa処方   :イブプロフェン + カフェイン + アリルイソプロピルアセチル尿素

   +胃薬   :イブプロフェン + カフェイン + アリルイソプロピルアセチル尿素 + 制酸薬

  CLa処方   :ロキソプロフェン + カフェイン + アリルイソプロピルアセチル尿素

   +胃薬   :ロキソプロフェン + カフェイン + アリルイソプロピルアセチル尿素 + 制酸薬


【解熱鎮痛成分2 + カフェイン + 催眠鎮静薬】

  AACa処方   :アスピリン + アセトアミノフェン + カフェイン + アリルイソプロピルアセチル尿素

   +胃薬   :アスピリン + アセトアミノフェン + カフェイン + アリルイソプロピルアセチル尿素 + 制酸薬

  ACEa処方   :アセトアミノフェン + エテンザミド + カフェイン + アリルイソプロピルアセチル尿素

   +ビタミン :アセトアミノフェン + エテンザミド + カフェイン + アリルイソプロピルアセチル尿素 + ビタミン

  ACEb処方   :アセトアミノフェン + エテンザミド + カフェイン + ブロモバレリル尿素

   +ビタミン :アセトアミノフェン + エテンザミド + カフェイン + ブロモバレリル尿素 + ビタミン

  ACIa処方   :アセトアミノフェン + イブプロフェン + カフェイン + アリルイソプロピルアセチル尿素

   +胃薬   :アセトアミノフェン + イブプロフェン + カフェイン + アリルイソプロピルアセチル尿素 + 制酸薬

  ACPa処方   :アセトアミノフェン + イソプロピルアンチピリン + カフェイン + アリルイソプロピルアセチル尿素

  CEIb処方   :イブプロフェン + エテンザミド + カフェイン + ブロモバレリル尿素

   +胃薬   :イブプロフェン + エテンザミド + カフェイン + ブロモバレリル尿素 + 制酸薬


【解熱鎮痛成分2 + カフェイン + 抗ヒスタミン薬】

  ACSp処方   :アセトアミノフェン + サリチルアミド + カフェイン + プロメタジン


(文責:平 憲二 2019年9月12日)