生薬

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下記はクスリ早見帖副読本 医師が教える市販薬の選び方(PHP研究所)から。一部改変。

 

 生薬は、主に植物や動物などの自然界のものを医薬品として利用したもので、生薬製剤(漢方製剤含みます)で使われています。生薬製剤は、生薬だけで構成されたクスリですが、市販のかぜ薬解熱鎮痛薬などには、化学物質薬と生薬をともに配合している製品もあります。生薬は自然界のものだから安全と思っている方もいますが、偽アルドステロン症(高血圧や手足のだるさ・脱力感、むくみなどの症状がみられることのある副作用)をきたすグリチルリチンを主要成分とするカンゾウ(甘草)や、交感神経を刺激するエフェドリンを主要成分とするマオウ(麻黄)もあります。生薬だから副作用がないと過信するのは禁物です。